業界人しか知らないウェブ動画制作の相場の話

動画制作を発注するとき、一番気にかかるのは費用ではないでしょうか?
とくに、業界の相場が分からないし、どこにどれぐらい費用を割いたら、費用対効果が高いのか誰も教えてくれない。
そこでこの記事では、ウェブ動画制作業界の相場を理解し、費用対効果が高い制作費のかけ方をお伝えいたします。
これがわかると、数ある動画制作会社の中でどこが適正な価格を提示しているのか分かります。
また、失敗しない動画発注も可能になるので、ぜひお読みください。

撮影と編集の相場の話。

動画制作を発注する際、撮影と編集を発注したい人は多いのではないかと思います。
ただ、その相場となると、業界関係者以外はほとんど知りません。
そこでまず、撮影と編集の相場を理解してもらい、そこから動画制作全体の相場感を実感してもらいたいと思います。
最近は動画制作会社もかなり増え、法外な費用を請求してくるところもあるので、発注をお考えの方は是非参考にしていただきたいです。また、これがわかると、編集のみ、撮影のみ、といった発注もしやすくなりますので、動画制作が身近に感じれるようになり、動画活用の幅も大きく広がると思います。

動画撮影の相場

それではまず、撮影に関する相場についてご説明します。

以前私はフリーランスのクリエイターが集まる飲み会で、こんな話をしていました。それは、「最低いくらもらえたら撮影しにいくか?」ということ。
結果から言うと、それは’3万円’でした。
その理由は以下の3つです。

1.使っている機材が高い

とくに、撮影機材で一番高いのが、レンズです。
広角から望遠域まできちんと網羅するには、最低2本から3本のレンズが必要ですし、映像の表現を広げるのに、単焦点レンズやマクロレンズ、魚眼レンズなどを用意しているカメラマンが多いです。一眼レフでの動画をメインでしているカメラマンなら、少なくとも5本ぐらいはレンズを用意しています。それぞれ5万円~10万円程度の代物です。
それ以外でも、ドローンや、手ぶれがしないためのスタビライザー、レール、三脚、マイク、そのためのカメラバックなど備品が多いです。私が外注するカメラマンさんだと、総額200万円近い機材を持ってきます。

2.移動コスト

これは移動にお金がかかること、重量のある機材を運ぶ手間などもありますが、一番のコストは’移動にかかる時間’です。
撮影は地方へいくことも多く、移動時間だけで数時間、長い時は半日潰れてしまう場合も多いです。せめて交通費ぐらいは別途支払ってあげれるといいですね。

3.プロとしての仕事

これはもちろん、熟練した仕事ぶりを発揮することですが、一番は、’撮影をしっかり行うこと’です。
撮影を依頼いただく場合、大体その日しか撮れない場合が多いです。そんな時に、機材を忘れて撮れなかった。撮り逃しをしてしまった。ということになると、目も当てられません。プロカメラマンは、そんなことのないように、予備のカメラでも撮影をしていたり、機材の入念なチェックなどを行ってから撮影に臨んでいます。
この3つの理由から、撮影の相場をお伝えすると、通常は5万円~10万円+交通費ぐらいはかかると思ってもらえればと思います。もちろんドローンなどの特殊機材は別途費用がかかります。

動画編集の相場

次に動画編集の相場です。
こちらは結論から言うと、5分尺未満の動画編集で15万円です。もちろん、様々な諸条件がありますが、ここでは動画編集の相場に影響する3つのポイントを紹介いたします。

1.素材の量と質

まず、動画編集の相場は、作業時間で決まると思ってください。ウェブ動画ですと、1日作業で5万円ぐらいが相場の目安ですが、作業が長くかかる場合は、高くなっていきますし、作業が短く済むなら安くなります。そしてその作業時間は、’使えるカットの選定をいかに早くできるか’で決まり、それは、‘素材の量と質’で決まります。
まず量ですが、素材がたくさんあればあるほど、当然それを見る時間がかかります。20時間分あれば、20時間見なければなりませんし、1分しかないなら、使うところも必然的に決まってきますから早いです。

長時間の素材でも、’素材の質’によってチェックする時間を短縮することができます。

例えば、防犯カメラの映像から、面白い動きをしている通行人を抜粋するのと、映画本編から名シーンを抜粋するのではかかる時間が違います。
映画本編はストーリーがあり、どこで盛り上がるのかある程度読めますし、見てすぐにインパクトがあるか判断ができます。でも、防犯カメラの映像では、いつ面白い動きをするか読めませんし、映像自体も荒く、注意してみていないと動きを見逃す可能性もありますからチェックに時間がとられます。

つまり、編集費用を圧縮したい場合は、編集マンが’選定をやりやすくする’ことがポイントです。
例えば、素材の時間を指定して、見るべきポイントを指定してあげたり、素材をある程度選別して渡してあげたりできると編集費用を圧縮できます。

2.動画の構成

動画編集で一番重要になってくるのが、動画の構成です。
つまり、‘何をどの順番で、どれだけ伝えるのか?’これが動画編集をやる者にとって一番の悩みの種なのです。
構成が決まらないまま編集をすると、尺が決まらなかったり、伝えることがボヤけたりして、何度も編集をやり直すことになり時間がかかります。通常はディレクターが構成を練りますが、動画の目的と、一番伝えたいメッセージがブレていないかは双方で確認が必要です。出来上がりでそのブレが、編集のやり直しとなってきます。修正が大幅にあると修正費用を取られる場合もあります。
逆に言えば、この構成台本を用意できる場合は、相場よりかなり安く発注できます。

3.トーン&マナー

構成と同じくらい重要になってくるのが、トーン&マナーです。
これは編集における演出でもありますし、動画自体のブランディング要素に大きく関わる部分です。
例えば、コメディタッチとドキュメンタリータッチの映像ではテイストが全然変わりますし、伝わる雰囲気も変わりますよね。動画編集では、テロップのデザインや動画自体の色補正などトーン&マナーに沿ってそれらの雰囲気を整えていきます。これがしっかりしていないと、動画全体に統一感がなく、なにを言いたいのかもボヤけてしまうのですが、一番は、時間がかかるのです。テロップの色一つ決める場合も、拠り所がないと迷いますし、逆にジャズ音楽にカフェテイストで!と伝えられていれば自然とそのような色味を選べますし、ジャズのテンポで編集もはかどります。
トーン&マナーを決めるのも本来はディレクターの仕事ですが、実はウェブ動画業界では、認識されていない場合が多いです。つまり編集マンがその役割を担っているケースが多いということ。
逆にこのトーン&マナーを決めてくれるディレクターは、できる人です。

以上の3つのポイントをまとめると、動画編集費の相場は、良いディレクターがいるかどうかで変動するということです。このほかにも編集には、エフェクトやCGなどの要素もあり、そういったものはドローンと同じように特殊効果になってきますので、別途費用がかかってくると思ってください。

どこに制作費をかけるべきか?

動画制作でどこに重点的に費用をかけるべきか、もう分かるかと思いますが、ディレクション費用を重視するのが一番です。ディレクターが映像の全責任を持ちますし、ディレクターが良ければ撮影者や編集マンがそこそこでも良い動画が出来上がると思います。今は、ディレクションと撮影や編集を兼任している人が多いですが、その分、なんちゃってディレクターも多かったりします。

今回の動画制作の相場の話を踏まえて、見積もり書を見てみてください。きちんとした制作会社は見積もり書に内訳を書いてくれています。特にディレクション費用をきちんと取っているところは、制作する動画に責任を持っている会社となります。
ぜひ動画制作の相場から良い制作会社を見極めて、効果の高い動画活用を進めていってください。

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